その始まりは江戸時代の初めにまでさかのぼります。当時は猿や狸がいたとも伝えられる荒れ地を、地主の奥田市郎兵衛が1663(寛文3)念に開墾して「猿山新田」と呼ばれるようになります。
その後、明治に入って田辺村となり、1925(大正14)年に大阪市に編入され住吉区西田辺町に、1954年(昭和18)年に分区で阿倍野区西田辺町となりました。1952(昭和27)年には大阪メトロ御堂筋線の西田辺駅が開業、当時は南の終点駅でした。さらに1960(昭和35)年にあびこ駅までが開業、あびこ筋も開通して現在の西田辺の基礎が出来上がりました。